FIREを目指す.1 FIREにいくら必要か計算してみる

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はじめに

FIREを考えている皆様向けに、私の計画をつらつらと語っていきます。取らぬ狸の皮算用な部分も少なくないので、今後修正されて変わっていく可能性はありますが、あくまで現時点での目論見です。こんな風に計画しているんだなと参考程度に見ていただけたら嬉しいです。甘い部分も少なくないと思いますのでツッコミ歓迎です。

まだちょっとブログを書くことになれておらず、細かい修正などを度々行うと思いますが、どうぞご容赦ください。大きく変更や追記などあればその旨表示したいと思います。なるべく読者様に読みやすい文章をと考え、調整していきます。

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FIRE後の毎月の生活費を計算する

では、具体的にいくらくらいあればFIREできるかどうか、まずそこを考えてみましょう。

最低限どれくらいのお金があればFI(Financial Independence・経済的に独立、ここでは働かなくてもギリギリ生きていける水準をFIとします)できるか、1箇月の生活費を試算してみます。

これは人によってかなり変わってくると思いますので、FIREしたいなと考えている皆様は一度ご自身でも試算してみたほうが良いと思います。ここは大事なポイント。

りね
りね

FIRE達成をいくらとするかは一番大事なポイントです!

ここの見込みが甘いと破綻しかねないのでじっくり試算しましょう。

サンプルになるかどうかはわかりませんが、こういう目論見でいるやつもいるんだなーくらいのお気持ちで見ていただけたら幸いです。実際にFIRE出来たら目論見通りにいっているかどうかも語れたらと思っています。

種類金額備考
家屋修繕費¥10,000使用しなかった場合は将来に備え積み立て
固定資産税¥12,000現住居から試算、年額で約14万円ほど
自動車(維持)費¥30,000ガソリン代(月6,000円程度)
任意保険(年35,000円程度・月3,000円)
車検(自賠責、重量税・整備費用込で2年100,000円程度・月4,200円)
軽自動車税(年10,800円・月900円)は按分
修理・車体買替費用として月15,000円程度を積立
移住する場合は必須
住居を替えない場合は不要なのでその際は予備費
食費¥30,0001日1,000円程度 田舎へ移住した場合は主食等の自給を目論む
水道光熱費¥10,200平均値
通信費(移動)¥990ワイモバシンプルS おうち割込み
通信費(固定)¥5,720ソフトバンク光
趣味娯楽費¥10,000目安
日用消耗品¥5,700平均値
保険・医療費¥7,500平均値
国民年金保険料¥16,393国民年金保険料は2年前納(令和3年4月分~令和5年3月分で試算)で383,810円
1年にすると191,905円+付加年金4,800円で196,705円・月16,393円
今後増える可能性あり
iDeCoは継続したいので免除申請は基本的に考えない
国民健康保険料¥12,150令和3年度試算:所得125万円として
医療分91,000円+支援分27,400円+介護分27,400円
=年額145,800円(月平均12,150円)

以下参考:
所得0だったら均等割分のみ
医療分29,500円+支援分9,100円+介護分10,200円
=年額48,800円(月平均4,067円)
7割減免が出来たら年額14,640円(月平均1,220円)
ブログなどでもし利益があれば増加の可能性あり
その場合は収入があるので増加しても問題ないと考えます
その他雑費¥17,200平均値
月計¥168,203
年計¥2,018,436月計の12倍

ざっくり200万/年で生活できそう。25倍と考えれば5,000万でFI達成。FIRE後は運用資産を利確して生活費に充てる。iDeCoは利確したものを積み替えるだけ。このあたりの詳細は別記事にて

iDeCo(60歳まで)¥40,000iDeCoは資金を還流しているだけなので
FIRE達成に必要な支出の計算には含めない
iDeCo込みの1月に必要な金額¥208,203
iDeCo込みの1年に必要な金額¥2,498,436

結構細かい金額で試算していますが、料金等は2022年3月現在のものなので、細かい数字は年が経っていくごとに変わる可能性があります。あくまで見込みです。物価は上がりそうですし、食費や水道光熱費等の生活費は見直さざるを得ないかも。

とりあえず現時点ではありますが、1年間に最低限必要な合計金額は202万弱です。これでも気持ち多めに見積もっているので年間200万として25倍の5,000万あればFIRE可能と試算できました。

FIRE後に家の建て替えや移住(移住の場合は車の購入費用も込み)にかかる費用として1,000万を別に用意するとし、FI最低金額は6,000万を目標にします。

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なぜ25倍?

FIREに必要な貯蓄額がなぜ25倍かというと、保有資産を4%の利回りで運用することができれば理論上元本が減らないからです。アメリカの代表的な指数、S&P500で運用した場合、平均利回りは6~7%です。そこからインフレリスク、為替リスクも考慮すると4%程度は見込めるから、というのが根拠になっています。

実際は運用収益を確定したときに課税されることも考えなければなりませんから、5%ほど欲しいところです。

ただしこの考え方にも罠があります。いままでは6~7%で運用出来ていたから、これからも必ずこうなる、とは限らないということです。同じような結果になる可能性は低くはないと思いますが、イレギュラーが起こりうることは考慮すべきでしょう。

りね
りね

未来のことは誰にもわかりません。

想定外のことがおこりうることも想定しつつ柔軟に対応するしかなさそうです。

とはいえ、悪く考えすぎても何もできなくなってしまいます。最悪も想定しつつ、ある程度は見切りをつけて行くしか無いですよね。

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サイドFIREというよりはセミリタイヤ

FIRE達成後、または不足があってもREし、副業程度の労働を行い不足分を補う方法をサイドFIREと言うそうです。ただ、不足があってはFIしているとは言えないですよね。

ということでサイドFIREはFIしてないよなぁと思うのですが、100%安全圏まで貯めきるのはしんどいですし、不測の事態の回避という意味で稼ぐ、または稼ぐための準備をしておくのはアリでしょう。言い方の問題だけですね。

なので完全なFIができてない状態でREする場合は「セミリタイヤ」という方が言葉としては正しいと思います。

りね
りね

予定通りの利回りが得られない可能性もあるので、保険として在宅でできる仕事があると安心です。それが確立できたら多少FIの予算に不安があってもREできそうですね。

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目指すところ

というわけで、私の目指すところはやはりFI達成の5000万+リタイア後の初期費用1000万で6000万。本業を退職後、在宅でもできる仕事を確立しておく。これが理想です。

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資産の推移ををまとめてみる

画像はイメージです。

実はFIREを意識しだしたのが2年ほど前からで、金融資産の推移は記録がその頃からしか残っていなかったのですが、まとめたものがこちらです。最近は毎週末に残高を記録に残しているのですが、以前は記録していたのが数ヶ月に一度の不定期だったのでデータが若干不正確なところもありますが御参考までに。

以前はFIよりも単純に脱サラをして農家を目指すと考えていた時期もあり、あまり本気で資産運用をしていませんでした。とりあえず貯金だけはしておけばいいかな…くらいで。農家になるにしても初期費用はかなり必要ですし、どちらにせよしっかりと運用はしておくべきだったのに、なおざりであったのは今思うと情けなくもったいない話です。

農家を目指して諦めたあたりのお話も纏めますのでご覧ください。

いくら後悔しても時は戻らないので、今からがんばります。実はこの記事、2021年の5月から書き始めています。本当はこのブログももっと早くから開設するつもりだったのですがずるずると時が経ってしまいました。データなどは2022年3月時点の物に書き直していますが修正ミスなどおかしな点があったらご指摘お願いします。

資産の推移は一例として公開してみましたが、貯め方はかなり人それぞれかなと思いますので参考までに、という感じでご覧いただけたらと思います。

年月保有金融資産
2020年5月2,380万
2020年7月 2,540万
2020年10月2,650万
2021年1月2,860万
2021年4月3,083万
2021年7月3,315万
2021年10月3,371万
2022年1月3,814万
2022年3月3,524万
2022年6月3,750万
2022年9月3,880万
2022年12月3,806万
2023年3月3,976万

今年の始めまではご覧の通り、順調に資産は増えていた…のですがアメリカのテーパリング開始とロシアのウクライナ侵攻のせいで年初に3800万円をつけてからは減少しています。アメリカのテーパリング開始は織り込み済みだったのですが、ロシアのウクライナ侵攻はだいぶ想定外でした。

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2020年~2021年頃の動き

2020年は給与所得から投資にまわせた原資がざっくり月25万円平均です。年間で300万円だったとすると、投資に回したものと、以前から保有していた投信の運用などで400万円程度増えている計算になりました。コロナ前のデータがないので運用の増加についてはちょっとはっきりとしません。2020年1月からの比較だとそこまででもないかも。

投資の原資に回した金額はおおよそなので、運用益は多少異なるかもしれません。コロナショック回復期からの比較とは言え、去年はかなりブーストがかかっていたようです、ただ、2020年5月頃はリスク資産への投資割合がまだ33%程度と少なめで、もっと前からリスク資産を増やしておけばとの後悔が。

2021年6月時点のポートフォリオは預貯金43.7% 現物株6.3% 投資信託(ほぼ株式・iDeCo込み)49.8%(端数四捨五入)リスク資産は56%ほど、リスク資産の含み利益率は27%です。もっとリスク資産の比率を高めていかないと年5%平均の利回りには乗せられないので、着実に増やしていきます。結果論から言えばもっと早い時期に預貯金を投信へ振り向けておけばよかったのですが、一度に購入するのも怖くこんな状態です。

上の部分は1年前に書いたもので、2022年3月に振り返ってみると、2021年は1年で1000万ほど増えました。収入はほぼ変わりないので、含み益が700万円ほどある計算に。アメリカ株が調子よかったので、かなりいい感じです。

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2022年では

2021年中に投資信託を増やした結果、2022年3月現在では預貯金20.5%、現物株6.2%、投資信託74.2%、リスク資産は79.5%(端数四捨五入)まで増えました。結果論から言えばもっとはやくこの位の割合に(ry なのですがそこも後悔しても(ry です。

ちょっとリスクを取りすぎていて、上にも書いたとおりロシアのせいでここのところの下げがキツいですが、まだもっと前のめりにリスク資産を増やしていこうと思っています。今が安く買えるチャンス…のはず。

ちなみに含み益は15%程度まで落ちています。ちょっと欲をだしてレバナスを300万ほど2021年の夏~秋頃に買っています。これも結果論ですが結構高い時期に買ってしまったので単体でみると含み損が出ています。

やっぱり人間の心理として、上昇相場の時にはどうしても強気になってしまって、崩れると後悔。相場が騰っている時は買わないと損なんじゃ、と言う気分になってしまうのがホント不思議ですね…。

被害はさほどでもないので、昔にハイレバな運用で失敗した時に比べれば大したことないです。追証を求めれることもないのでこのまま寝かすか、いっそ更に追加してしまおうか検討しています。ハイレバ運用、というか投機で大失敗した時の話はそのうち書こうかなと思ってます。

リスク資産を増やしすぎるのもちょっと怖いかなぁと思いますが多分ここは耐える時。ポートフォリオの設計はなかなか難しいところなのですが、ご自身のスタンスに合わせて設計されると良いと思います。スタンスを決めるのもなかなか難しいのですけれどね…。

2022年は資産運用としては-345万円でした。給与所得から生活費を引いた分は投資に回しているのですが、表を見ても分かる通りそれがほぼ消えた感じです。高い頃に買ってしまったレバナスが足を引っ張っている感が。悪手でしかなかったんですが、今にして思うとやはり一括ではなく積立で買っておくべきだったなぁと思うことしきりです。

2022年末でのポートフォリオは預貯金9.4%、現物株6.6%、投資信託84.0%、リスク資産は90.6%(端数四捨五入)になっています。

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2023年はこちらを~

2023年1Q時点での見込み修正など
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資産のチェックはそこそこに

FIREを考えている方は資産のチェックをしましょう。とはいえ毎日見る必要はありません。チェックのタイミングは給料日後に毎月行うのがオススメです。時間がある方は毎週末にチェックもいいと思います。データが揃ってきたらいつ頃FIREできるかを試算するとやる気が湧いてきます。

ただし、株の下落など資産の推移、特に下落が気になって売りたくなってしまう、そんな方は積立設定だけして淡々と積み立てを続け、積み立てたお金については使ったつもりでもう無いものと考え、現在高は見ない方が良いと思います。

私の持論としては、投資は淡々とインデックスを定期的に積み立て。下がっている局面なら余裕資金を追加してもよし。下がってる局面でも定期的に売ると決めていた額(リタイア後の生活費のためなど)以外には絶対に売らない。これが鉄板だと思っています。

とはいえ、過去の話からそう決めつけているだけで、今後も必ずしも正解とは断言はできません。でも少なくとも近代的な株式市場ができたここ100年でずっと続いてきたものがいきなり変わるとも思えないのです。だから今後も変わらないだろうと信じていますが、最終的にはやはり自己責任になってしまいます。先のことは誰にもわかりません。

ということで、ご本人の性格を踏まえて、自分にベストなスタンスを見つけましょう。このあたりのスタンスについては人によってのブレが大きいので、最適解はないんじゃないかと思っています。

私の場合、もう既にいい年齢ということ、かつ実家ぐらしということもあって毎月25万円平均を運用に回すことが出来てきます。もちろんこれはボーナスなども均しての金額です。(給料が下がってしまったので今後はもっと落ちるかもしれませんが…。)

りね
りね

こちらのブログをご覧いただいている方がまだ20代、30代前半でしたら、同じように貯めていくのは相当に厳しいと思いますので、無理のない範囲でコツコツやっていくことをおすすめします。そのへんの戦略も別にまとめたいと思います。ファイナンシャル・プランニング技能士のスキルが生きる時!【本当に?】

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