ApplePayのクレカ等の認証でSMSでの認証が利用できず、通話料が有料のナビダイヤル(0570)に発信しなさいと出るケースがあります。そのような場合でも、ナビダイヤル(0570)に電話をかけずに認証を済ませる方法をご紹介します。
通話料金が掛かってしまうことが気にならず、お金よりも面倒ではない方を優先するという方はそのままナビダイヤル(0570)へ発信が良いかと思いますが、私のようにドケチで、有料であるナビダイヤル(0570)には絶対電話をかけたくない!という方は、他の方法を紹介しますので、ぜひ御覧ください。
りねっこはドケチなので、有料のナビダイヤル(0570)は大嫌いです。
ナビダイヤルの通話料はいくら?
ちなみにナビダイヤル(0570)の番号にスマホから電話をかける場合の通話料は下記の通りです。
3分かけたときにかかる金額はこちら。
平日昼間だと、携帯電話(スマホ)からの発信の場合は20秒11円(税込み)と高額です。3分掛かったら99円とほぼ100円です。
最初のアナウンスでしっかり案内されるので、ナビダイヤルへ電話をかけたことがある方であればご存知とは思いますが、ナビダイヤルは通話料定額プランの対象外です。
ナビダイヤルに発信した場合でも、おそらくオペレーターさんとやりとりをする必要があると思われますので、3分で終わるかどうかは怪しいところです。もし10分掛かったら330円も必要です。ドケチには許せません。
ナビダイヤルに電話をかけずとも認証を済ませる方法は?
では、結論から。ナビダイヤルに電話をかけずとも認証を済ませる方法です。
登録したいクレジットカード会社のコールセンターの一般電話(03や0422、06、092、011などから始まる番号)に直接電話をして認証をお願いしてしまいましょう。
なんとなくApplePayのアプリから直接発信しなければならないような感じがしてしまうのですが、実はアプリからの発信は必須ではないようです。また、かける側の電話回線は何でもよく、ApplePayを使用する端末(スマホ)からの電話でないとだめということもありません。ナビダイヤルではない番号に電話をしても、本人が電話をかけて「ApplePayを利用したい」旨を伝え、本人確認ができればカード会社は承認をしてくれるので、認証が済みます。
SMSで認証できるのが一番いいのですが、SMSで認証ができず、0570から始まる番号にかける選択肢しかないような場合でも諦めずに、通話料のかからない方法で認証を受けましょう。
特に通話料定額プランを利用している方は、ナビダイヤルに電話をかけるのは本当に馬鹿らしいです。
なお、どうしてもナビダイヤルの電話番号しかわからないという場合は携帯電話(スマホ)からかけるよりも、固定電話からのほうが安いので、固定電話がある方は固定電話を利用しましょう。
では、実例をあげてご説明いたします。
「JCB CARD W」の場合
まず私が試した「JCB CARD W」はJCBのプロパーカードなのでJCBのインフォメーションセンターに電話をします。東京は0422-79-1050(2023/5/31現在)です。
この番号であれば、ナビダイヤルではないので、通話料定額プランに入っている方であれば、別途料金がかからず通話をすることができます。
定額プランを利用していない方は、携帯電話よりも通話料が安い固定電話などが利用できる方であればそちらを利用したほうが通話料を抑えられそうです。その際はかける場所から近いコールセンターを選択しましょう。
他の地域の番号は大阪:06-6942-3075 福岡:092-732-3651 札幌:011-271-1880(2023/5/31現在)です。
通話料定額プランであれば、全国どこのインフォメーションセンターにかけても問題ないでしょう。混んでいた場合は空いているところに電話をかけ直すのも手です。
私は自分のスマホではあまり通話をすることがないので、通話料定額プランに加入はしていません。無料通話をしたいときはラインのLINE Out Freeを使う事もあるのですが、固定電話宛でもLINE Out Freeは最長3分なので、今回の用途にはちょっと厳しそうです。運が良ければいけるかもしれませんがちょっとオススメできません。
かける先が決まったら、iPhoneのウォレットで、ApplePayにクレジットカードを登録し(0570に発信する、と出ている前提であればすでに登録済みと思いますが)「認証を待っています」という状態を確認してから上記電話番号に電話をかけます。繋がったら、オペレーターさんにクレジットカードの番号を伝え、「ApplePayで認証待ちになったので、この電話で承認してほしい」旨を伝えます。
本人確認のために生年月日や住所、カードの引き落し先の口座番号等を聞かれますので、すぐ答えられるように準備しておきましょう。本人確認の内容はその都度違う可能性があります。おそらくクレジットカードの申し込みをしたときに記入した情報をランダムに聞かれます。
本人確認が終わったら、すぐApplePayで「JCB CARD W」が利用可能になりました。
おそらくこのあたりの流れはナビダイヤルに発信しても同じじゃないかと思います。試していないので、もし違っていたらツッコミお待ちしております。
「マネックスカード」の場合
こちらはブランドがJCBでも、プロパーカードではないので、取り扱いはカードを発行している会社に問い合わせをする必要があります。
今回私が問い合わせた「マネックスカード」は「株式会社アプラス」が発行をしているので、アプラスへ電話をする必要があります。
アプラスのHPで電話番号を探すと、すぐ見つかるのは例によってナビダイヤルですが、カスタマーサポートの連絡先に「国際電話、IP電話をご利用の場合」があるのでリンク先をクリックすると東京 03-5819-5870 大阪 06-6368-7254 という電話番号が確認できます(2023/5/31現在)。
当然携帯電話からでもこちらの番号にかけることができるので、通話料定額プランを利用している場合はこちらの番号にかけるべきです。
通話料定額プランを利用していない場合は、アプラスの場合は東京と大阪にしかコールセンターがありませんので、場所によってはナビダイヤルのほうがお得に利用できる場合もありそうです。状況に応じて選択してください。
ナビダイヤルを使う場合でも、ナビダイヤルは携帯電話から発信するよりも、固定電話からのほうが安く利用できるケースが多いので、固定回線がある方はご留意ください。
アプラスの場合はまずクレカの番号と暗証番号の入力を先に求められました。そこから先の流れは上記の「JCB CARD W」と概ね同じでしたが、平日の午前中という比較的空いていそうな時間でも混雑しているようで、繋がるまでにかなり時間がかかりました。
アプラスの場合、繋がらないときはすぐに自動で切断されてしまうので、何度もかけ直さないといけないため大変です。繋がった後もオペレーターさんに「ApplePayで認証待ちになったので、この電話で承認してほしい」と伝えても担当から折り返すとの回答で、折り返しの電話を15~20分ほど待ちました。
折り返しの電話がかかってきた後は本人確認が終わればすぐ認証、とスムーズでしたがとにかく繋がるまでかけ直しを必要とされるので大変です。
アプラスでの本人確認の追加の質問は勤務先の名称でした。JCBの場合と同じく質問はその都度違う可能性もあります。
他のクレジットカードの場合は?
他のブランドのカードをApplePayに登録する場合で、ナビダイヤルへの電話しか選択できない場合でも、おそらく同様の方法で認証を受けられると思います。
ポイントとしてはクレジットカードの発行元のコールセンターに電話をかける必要があるので、カードの裏面などで発行元を特定し、HPなどをよく見て連絡先を探しましょう。
私の場合他の、VISAブランドなどのカードでもまだナビダイヤルに電話を求められているものがありますので、そちらも同様にコールセンターに直接電話をして認証をお願いしてみようと思います。
そのあたりは確認が取れ次第、実例として追記させていただきます。
余談「dカード」の場合
余談ですが、NTTドコモ発行のDカードをApplePayに登録する場合は、SMS認証ができず電話が必須の場合、アプリに表示される電話番号がフリーダイヤル(0120)でした。さすがNTT系列のドコモさん。サービスがきめ細やかですね。
Dカードの場合はドコモ契約者の場合のみ、別のアプリによる認証でも可能なようですが、りねっこはワイモバイルユーザーでした。残念。
肝心の電話についてはタイミングが悪かったのか、平日16時ごろでは10分待っても繋がらず自動切断されてしまいました。同じことがナビダイヤルでも起こったらと思うと背筋が凍る思いです。
でもフリーダイヤルだから許しちゃう。
電話でしか認証ができないのは、コールセンター側も大変だと思うので、SMS認証や他の方法をもっと増やしてほしいです。
コメント